どうも、イチノメです。
さっそくですが、みなさん、まずは、この数字何だか分かりますか?
57件
たいした数字じゃないですよね。少ないですし。
でも、これ一日に発生している 空き巣の件数 なんです。
令和3年度版の警察白書によると、令和2年に全国で発生した侵入窃盗(住宅に対するもの)の数は
21030件
だそうです。結構、多くないですか。
そして、上の数字を365日で割ると、ざっくり57と出るので、正確には57件以上!も発生していることになります。
さらに、全国で割ると1日1件以上は各都道府県で空き巣が起きるかもしれない、そんな状態とも言えるんです。
これは、早急に対策をせねば…、そう思いますよね。
でも、一体、何からやったら良いか分からない?そんな声もあると思います。
そこで、今回、浅学ながらイチノメが対策を考えましたので、一緒に何が出来るのか、今の時点でいくつ出来ているか、出来ていないかを確認していきましょう。
持ち家じゃないアパートやマンションの方も自分には関係ないなとは思わずに、何か発見があるかもしれないので見ていって下さいね。
家の周囲の整頓
何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、これが一番重要です。
空き巣に入る犯人の多くが下見に来ると言われています。
その際に、狙う家の周りにあるものが侵入するための道具に使われてしまうかもしれません。
庭木を切るのに脚立を使うからと言って放置してませんか。踏み台になりそうなものをそのままにしていたらとても危険です。
工具類や物置を開けておくなんてもっての外です。自分の家の物で犯人が簡単に盗みをするなんて事がないようにしっかりと見直しましょう。
玄関施錠設備の強化
玄関は出入口として基本で、どこの家にもあります。ここが脆弱であるということは容易に侵入できることに他なりません。
鍵は何個ついているでしょうか。基本はツーロック以上、玄関扉に鍵を2カ所、さらに内鍵としてチェーンロック等を付けることは、犯人が侵入してくることを考えれば、必須といえるかもしれません。
鍵は、昔ながらの古い鍵いわゆるディスクシリンダー錠だとしたら、これもかなり危険です。
防犯設備や犯罪手口はイタチごっこで進化しています。古いものはそれだけ破られるのも簡単です。
まだ、ディスクシリンダー錠だった…という家は、ディンプル錠に変えてみると防犯性能を高められると思います。
補助錠をつける工事もしていますし、玄関扉だけを改装することもできますので、この際、防犯性の高い玄関扉にしてみてはいかがでしょうか。
録画機能付きインターホン
犯人の中には、下見や犯行の際に、インターホンを鳴らし留守かどうかを確認するものがいます。
この際に、便利なのが録画付きインターホンです。下見の際に、見知らぬ不審者が来た際に、記録を残せます。
万が一被害にあった際にも、録画された映像を警察に証拠としてあげることも出来ます。
防犯カメラ
対策として、最もポピュラーなものかもしれませんが、その効果は、やはり高いです。
防犯カメラが設置してあるというだけでも犯人へのけん制効果、そして実際に犯行が行われた場合でも証拠として記録化することが出来ます。
設備費や工事費が高いものの、価値は十分にあります。
ただし、
- 夜間でも撮影が出来るもの(人の判別が可能)
- 犯人が破壊できない位置への設置
- 映像の記録先を外部ストレージかクラウド上に設定できる
防犯カメラが良いと思います。
夜間撮影可能がオススメなのは、犯行が夜間に行われることが多いためです。せっかくつけたのに撮影されていなければ意味がありません。
設置場所については、犯人が昼間の内に下見に来て防犯カメラの位置を確認し、犯行の際に、映らないように死角からカメラに近づき破壊または持ち去ってしまうこともあるので、取付位置には十分気を付けましょう。
映像を記録出来たとしても、映像の記録先が本体や内蔵のSDカード等の場合、破壊されたり、SDカードだけを持っていかれる場合があるので、記録先は外部ストレージかクラウド上に保存設定できるもので対策することをおススメします。
ダミーカメラでも一定の効果はあるようですが、場数を踏んだ犯人の前では、看破される可能性もあり、効果が限定的になるため、予算と相談にはなりますが、
夜間性能の高い内部記録型でない防犯カメラ
を取りつけるのが良いと思います。
サーチライト
犯人は、目立つことを嫌います。
だからこそ、人目のない夜に犯行が行われることが多いのですが、それを強制的に目立たせることが出来るという点で効果は大と言えます。
家の中に人がいた場合、光ることを不審に思い、犯行に気づき、通報することにも役立ちます。
設置場所を考えて工夫すれば、防犯カメラと組み合わせて使用し、夜間でも犯人を照らし、より明確な映像を撮影するということも可能です。
防犯砂利
家の周囲に防犯砂利を敷き詰めるのもおススメです。
上を歩くたびにサクサクと独特の音が出るため、誰かが歩いているのが分かります。
犯人も極力気づかれたくないため、砂利を敷いてあるだけでもけん制効果が見込めます。
外から見える位置に敷くため、防犯意識の高い家と見られ犯人が犯行をやめることにも一役買います。
防犯フィルム
戸建て住宅が空き巣にあった場合、窓からの侵入が6割だという話があります。
それだけ、窓の防犯は重要項目となります。
まずは、割られない窓を目指すため、窓を強化する防犯フィルムが使いやすく安上がりです。
侵入に5分以上かかる場合、犯人は犯行を諦める事があるというのは有名な話で、犯人の意思を挫くためにも防犯性能高い窓を目指しましょう。
窓ガラスに合わせガラスを使っている場合は、それだけでも防犯フィルムと同等か物によってはそれ以上の性能がありますので、合わせガラスを使用している家は自ずと防犯性能が高くなります。
建てるときや選ぶとき、防犯性能の高いガラスを選ぶのも有効な手段です。
窓の補助錠(後付け鍵)
犯人は侵入する際に窓のガラス全体を破壊することはまれで、最小限の破壊で侵入しようとします。
よくあるのが窓のカギの周りだけの破壊です。考えてみれば、当然です。
ガラス全体を破壊しようと思うと、時間もかかりますし、それだけ大きな音も出てしまいますから。
それらの条件を踏まえた上で、窓が破壊されて鍵が開けられてしまった!!、そんな時に役に立つのが補助錠です。
その効果は思いのほか高く、窓の上部か下部に取り付けるだけで、犯人が外から鍵を開けようと思えば、補助錠の位置を考えながら、さらに窓を破壊し鍵を開ける必要があるため余計な時間や物音を発生させることが出来ます。
これで、侵入に時間がかかると判断した犯人が、諦めて逃走することも見込めます。
安いものなら100円ショップでも売っているので、ぜひ試してみてください。
振動アラーム
窓に衝撃があった際に、警報音が出るものです。
外からも設置されているのが見えるものもあり、けん制効果と実利を兼ね備えたものと言えます。
防犯フィルム、補助錠、振動アラームは併用した方が、それぞれ相乗効果を見込め、防犯性能を上げることが出来ます。
機械警備
最終手段であり、実際に侵入された際に、センサーに反応し警備会社に連絡がいくものとなります。
センサーが反応した際に音や光が出るものが多く、警備会社に連絡がいったと気づいた犯人を逃走させる効果もあります。
ただ、常時警備を入れるため、種類によっては価格がネックになることがあります。
おわりに
いかがだったでしょうか
紹介した防犯対策の中で、いくつ出来ていたでしょうか?
この他にも、CPマーク(住宅において防犯性能の高い玄関扉や窓ガラス等に張られるもの)がとりつけられたものや、家の周囲の壁や塀の高さを人目がつく高さにする等、防犯対策はまだまだあります。
防犯に意識のある家とない家どちらが空き巣に入りやすいでしょうか。これは言うまでもありませんね。
今日から取り入れらる対策や出来る対策を一つ一つ積み重ね、安全で安心なマイホームライフを手に入れましょう!!
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